2025/04/11 17:04


琵琶湖の湖底に住むWaterweed人の中でも特別な存在

それが「THE COMPOSTS(ザ・コンポスツ)」である

 

彼らの奏でるリズムアンドブルースには不思議な現象を起こす効果があった

ある者には、身体の中から湧き出すような活力が与えられ

ある者には、体を蝕む病魔に打ち勝つ強靭さが与えられ

ある者には、多くの新たな生命を育む力が与えられた

 

彼らの音楽は、琵琶湖の多くの生き物にとって「生命のゆりかご」になった

一方で、地上に住む人間にとっては彼らの音楽が雑音に聞こえた

人間は化学肥料や農薬を使った理路整然とした生産活動を優先した

そして、それらの化学物質=騒音の多くを琵琶湖に垂れ流したのである

 

騒音で満ちた琵琶湖には無秩序な生命が氾濫するようになっていった

古来の美しい景観が失われ、在来の貴重な生命が失われていく

そして、地上の植物も肥料や農薬なしに生きられないほど衰弱した

人間たちが自らの傲慢さに気付くまでにそれほど時間は掛からなかった

 

人間たちは不思議な力を持つTHE COMPOSTSに近づきたいと願った

THE COMPOSTSのリズムアンドブルースを地上でも奏でてほしい」

その身勝手とも受け取れる願いを聞いたメンバーはしばらく黙り込んだ

数刻の後、リーダーのクロモンがハーモニカで一小節を吹いた後、こう告げた

 

「水草の恵みを、大地の恵みに奏でようぜ」




4月11日、この記念すべき日に、「Benir du lac ~湖の恵~」の公式ナビゲーターとしてデビューしたのが、私たち「THE COMPOSTS」だ。
本格的な活動はもう少し先になるが、今日はデビューした日でもあるので、自己紹介だけさせてもらおう。


まず、私がクロモンだ。リードギター担当、そしてこのバンドのリーダーである。
念のため断っておくが、「く○モン」ではない。クロモンだ。混同しないようにしよう。

さて、我々の仲間は近年、水質汚濁の影響で数を減らしている。
まさに環境変動の典型例だ。だからこそ私は「湖の恵」を支持している。

持続的な環境改善に資する資材だからだ。

ここでは、その「湖の恵」が植物にどのような効果をもたらすのか、
論理的に、明確に、語っていこう。



あたしがリードボーカルの コカナダモンよ!
北米から来たんだけど、琵琶湖がマジで居心地よすぎて…気づいたらもう住み着いてたの!てへっ!

見てのとおり(え、見えてるわよね!?)、あたしって誰とでもすぐ仲良くなれちゃうタイプなの。
でもねぇ…勢いがありすぎて、つい思い込みで突っ走っちゃうこともあるのよ。そこは笑って許してね♡

ここでは 湖の恵が社会にどんなインパクトを与えられるのか
もうドーンとテンション高めに伝えていくわよ!お楽しみに!!



ワシは、鼓手を務めておる オオカナダモン と申す。
名はコカナダモンと似ておるが、ワシの故郷は遥か南米の清流でね。
流れ流れて琵琶湖へ辿り着いたのも、何かの縁なのであろう。

ふ~む……自分でもおっとりした性分だとは思うのだが、
如何にしても、ドラムの一打ちは誠心誠意、響かせておるつもりだ。どうか心配は無用に。

また、ワシはこの面々の中では、多少なりとも見識を蓄えておる方だろう。
分からぬことがあれば、遠慮なく問いかけてもらおうか。

さて——ここでは 「湖の恵」の選び方や使い方について、
ゆるりと、しかし確かに、語っていこう。



儂は、低音を支える センニンモン と申す。
このような古風なる口調ゆえ、さぞ年嵩の者と思われがちであろうが、
ふむ、なるほど……実のところ、ほかの面々とさして齢が離れておるわけでもないのじゃ。

いわばこれは「キャラ作り」というやつでな。
しかしながら、儂はどうにも融通の利かぬところがあってのう、
結果として一番、年寄り臭く映っておるのかもしれん。さてさて、困ったものよ。

ここでは 「湖の恵」が人の営みにいかなる便益を及ぼすか
古き知恵と新しき知見を交えつつ、ゆるりと語ってまいろう。



よぉ!オイラはキーボード担当の ネジレモン さ!
名前ちょっと変わってるじゃん?でもこれでも一応、れっきとした 琵琶湖の固有変種 なんだぜ。

得意技はさ、もうガンガン攻めるアレンジとソロパート!
自由すぎて、たまにセンニンモンに「少しは落ち着けい…」って怒られちゃうんだけどさw
でもさ!やっぱ音楽って“楽しんでナンボ”だよね?

ここでは、苔玉・着生植物・多肉植物みたいな、ちょっと変わった園芸の世界

ワクワクしながら語っていくよ!

一緒に楽しんでこーぜ!



オレは イバラモン。見てのとおりサックスを吹きこなす男だぜ。
名前に“イバラ”なんてついてるからビビる奴もいるけどよ、心配すんな。毒なんて持ってねぇ。
ただ——ま、言葉のフレーズにちょいと棘が混じるのは、サックスのビブラートみたいなクセだと思っといてくれ。

でもな、迷ったときや困ったときには、オレがしっかりブレス入れて支えてやる。
つまり、だ。何でも遠慮なく相談してこいってことだよな?

ここでは 室内で育てる観葉植物 について、ジャズの即興みたいに熱く語っていくぜ。
さぁ、行くぞ!



わたしは エビモン
アコーディオンを奏でれば、ふわりと陽気な風が吹く——そんな存在なのです。

在来の水草でありながら、この明るい気質のおかげでしょうか、あぁ…なんともタフな身体を授かりましてね。
北米の五大湖では、“侵略的外来種”などと呼ばれてしまうほど生命力が強いのですよ。
おぉ…なんて滑稽で哀しく、美しい矛盾でしょう!アッハッハッハ!

近年は仲間が増えすぎて、船の行き交う道をふさぐこともあるとか。
まるで、音が溢れすぎてメロディがこぼれるようで……面目ない話なのです。

けれど、わたしがここで語るのは、
植物を育てることの喜び、命の響き、そして植物への賛歌
それらを、ひとつの物語のように、みなさんへお届けしましょう。



あ…こんにちは。わたくし、ハゴロモモンと申します。
コーラスと、それから二胡をそっと奏でさせていただいておりますのよ、ふふっ。

この、ゆらゆらと揺れる姿からでしょうか、「金魚藻」と呼ばれて
昔から多くの方に親しまれてまいりました。
一応は外来の身ではございますけれど、あまりに広く受け入れていただいたおかげで、
もはや帰化しているのでは…と、そんな噂も耳にしますわ。

あ、それと……学名などを熱心にお調べになるのは、よろしければご遠慮を。
ちょっぴり気恥ずかしいのですもの。

普段は、ベランダで小さな菜園を育てておりますの。
ここでは、その穏やかな時間について、皆さまと分かち合えたら嬉しいですわ。



吾輩は、バイオリンを操る マツモン である!
ハゴロモモンと共に「金魚藻」の代表格として、数多のアクアリウムに配置されておる。

吾輩はれっきとした在来種だ。
だが、外来種にも一歩も退かぬ生命力で勢力を保っておる! これが吾輩の戦術である!

さらに——「湖の恵」の原材料にも、しばしば吾輩の仲間が紛れ込んでおる。
つまり、お主らの手元にも既に届いておる可能性、大いにあり!覚えておくとよいぞ!

意外と思うやもしれぬが……吾輩、家庭菜園を嗜んでおる。
その知見、ここで余すところなく語っていく所存である!以上だ!



えっと……ボクは ヤナギモン って言います。
バラライカっていう、日本ではちょっとマイナーな楽器を担当しているんだよ。
あ、あの……エビモンさんとは、一応遠い親戚って聞いてて……でも、あんまり似てないんだよね、きっと。

実はボク、琵琶湖みたいな大きくて深いところが、ちょっと苦手で……。
どちらかというと、浅い小川みたいな、静かで細い流れの方が落ち着くんだ。
だから、「湖の恵」には、あんまりボクは入ってないと思うんだよ、たぶん。

植物のことは、そんなに詳しくないんだけど……
果樹の鉢植えをいくつか育てていて、えっと……失敗しながらだけど、少しずつ学んでいる最中なんだ。

ここでは、みんなと一緒に、
ゆっくりと果樹の育て方や植物のことを学んでいけたらいいな、って思うんだよ。




さて、自己紹介もひと通り終わったな。
これで、我々の顔ぶれもだいたい分かっただろう。

ただ、最初に言ったように、本格的な活動はもう少し先になる。
いまは準備を進めている段階だ。焦る必要はない。

主にこのサイト内で発信していく予定だから、どこかで我々を見かけたときは、ぜひ応援してほしい。
その一声が、活動を前に進める力になるのだから。


水草の恵みを、大地の恵みに奏でようぜ!